[T-11] 2025.2.14 Fri. 15:00~
ウェルビーイングを目指したまちづくり
まちに居場所と舞台を
福井県立大学 地域経済研究所 准教授
ウェルビーイング学会 理事
高野 翔 Sho Takano
PROFILE
ウェルビーイングを深める「居場所と舞台」に注目した研究・まちづくり活動を行う。2014-17年には、ブータン王国にて、Gross National Happiness(GNH)を軸とした国づくりに協力。地元福井では、人の魅力を紹介する観光ガイドブック「Community Travel Guide 福井人」の作成、豪雪によってできなくなった事業を市民一人ひとりのできることで復活させる「できるフェス」を開催し、共にグッドデザイン賞を受賞。福井まちなかの市民大学「ふくまち大学」のまちの学長も務める。
~こんな方におすすめ~
・地域活性化にウェルビーイングの視点を取り入れたい方
・子どもの自己肯定感や社会性の育成に興味がある方
〜こんな取り組みをされています〜
幸せの国ブータンや幸福度No1福井県でウェルビーイング施策を実践
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ウェルビーイングは単なる身体的・精神的健康だけでなく、社会的なつながりも包括した概念です。現代の孤独や孤立が人々の幸福感に負の影響を与える中で、人々が社会的に結びつき、支え合うことの重要性が増しています。長期的に安定した社会を築くためには、ウェルビーイングを指標にすることが大切です。幸福度の高い社会を目指すことで、地域の人々の安心につながる暮らしや、助け合いと連帯感のあるコミュニティが実現されます。 |
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ウェルビーイングを高めるために、高野氏は福井市と協力して道を楽しくする「ふくみち」プロジェクトに取り組まれています。24時間営業の図書館を作ったり、音楽活動など自己表現ができる舞台を整えたりと様々な挑戦をした結果、ウェルビーイングを踏まえた道路整備につながりました。「居場所」と「舞台」を設け、つながりを再構築することで、幸福度が上昇して地域活性化が実現されます。 |
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子どもにとってのあそびは、自己肯定感や社会性を育む重要な要素です。あそびの中で子どもたちは助け合いや挑戦、相互の寛容さなどを学び、ウェルビーイングの基礎となる社会的スキルを身につけます。自己肯定感の低さが課題とされる日本において、あそびの社会的価値を再評価し、居場所や自己表現の場を提供することが、子どもの成長を支え社会全体のウェルビーイングを向上させます。 |
〜チケット購入〜
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