トークショー

[T-7] 2025.2.13 Thu. 15:00~

地域を醸す 酒蔵の取り組み

黒龍酒造株式会社 代表取締役
水野 直人 Naoto Mizuno

 

PROFILE

黒龍酒造 8代目蔵元。1964年生まれ、福井県永平寺町出身。東京農業大学醸造学科卒業。協和発酵での勤務を経て、1990年黒龍酒造株式会社入社。2005年より代表取締役就任。福井県酒造組合会長。1804年(文化元年)の創業から代々受け継がれてきた「良い酒を造る」という一貫した理念のもと、日本酒の新たな価値の創造に取り組む。2004年の創業200周年には、燗専用の大吟醸「九頭竜 大吟醸」を発売。その後も、2018年には最高級熟成ヴィンテージ酒「無二」の発売を機に、日本酒業界初となる入札会を開催。2022年6月には、黒龍酒造の日本酒を核として、福井をはじめとした北陸の食や文化を発信する拠点「ESHIKOTO」を永平寺町下浄法寺にオープンした。

~こんな方におすすめ~
・家業の承継から新しい取り組みにチャレンジしたい方
・伝統的な文化の再発信と活性化に関心がある方

〜こんな取り組みをされています〜

地の感動を開拓し、地を醸す。
食と文化を育む ESHIKOTO の挑戦

  • 伝統と革新 - 変わりながら変わらない価値を -

黒龍酒造は、220年の歴史の中で築き上げられたよい酒造りを継承しながら革新を繰り返してきました。例えば、冷蔵庫が普及すると冷酒を販売し、日本酒を冷やして楽しむスタイルを定着。現在の生活様式に合わせた720mlのオリジナルボトルの開発を行うなど、「よい酒を造れ ば、人は必ず支持してくれる」という創業の精神を引き継ぎながら、時代にあった価値を追求し続けています。

  • 地域を「醸す」仕事

酒蔵の役割は、日本酒を核に福井を中心とした北陸の文化を伝えることです。ワインの産地であるフランスのブルゴーニュ地方でのワインづくりのように、その土地の恵みからお酒を造ることにこだわり、お酒を楽しむだけでなく、その土地の風土や食、交流までも楽しむことができる場づくりを行っています。福井の酒造りの源でもある清流九頭竜川を一望できるこの土地で、日本酒を核とした人と人との出会いを促し、福井の食文化や伝統工芸の素晴らしさを発信しています。

  • 北陸の食と文化を「とこしえ」に

「ESHIKOTO」は「善 (え) しこと」を意味し、「永(とこしえ)」を逆から読んだネーミングです。この施設では、日本酒だけでなく、建築、宿泊、体験、食、アートと幅広い領域で、それぞれの楽しみ方ができます。福井という土地から生まれる感動を創出し、出会った人々の人生を豊かにする、「場を醸す」ブランドとして、今後宿泊施設や蒸留酒の開発など、新たなチャレンジも進めています。

〜関連記事LINK〜
 
ESHIKOTO WEBサイト

〜チケット購入〜
イベント参加にはトークショー有料チケットのお申し込みとは別に、ご来場登録も必要です。

幼保関係

官公庁 児童発達支援関係 一般の方