[T-4] 2025.2.12 Wed. 17:00~
アートで繋ぐ歴史
~太宰府天満宮の取り組み~
ー参拝者 1,000万人の秘密ー
太宰府天満宮 宮司
西高辻 信宏
Nobuhiro Nishitakatsuji
PROFILE
1980年福岡県太宰府市生まれ。御祭神・菅原道真公から数えて40代目の子孫に当たる。東京大学文学部(美術史学)卒業後、國學院大學大学院にて修士(神道学)号並びに神職資格を取得。現代アートに造詣が深く、神職としての祭祀奉仕に加え美術展企画やまちづくりに積極的に携わる。2027年の菅原道真公1125年式年大祭を前に太宰府天満宮御本殿大改修の為、参拝者を迎える仮殿の設計を建築家藤本壮介氏に依頼。境内の樟の杜と飛梅伝説に着想を得て、屋根に森を戴いた斬新かつ美しい3年間限定の特別な仮殿は、大きな話題となっている。
~こんな方におすすめ~
・日本的な心を大切にした教育に関心がある方
・歴史と未来をつなぐ長期的な視点の取り組みについて知りたい方
〜こんな取り組みをされています〜
最先端の試みで、1000年の歴史と文化を次代へつなぐ
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太宰府天満宮の境内にある太宰府天満宮幼稚園では、自然との関わりや伝統文化を重視し、子どもたちに季節感を体験させる教育を展開しています。和菓子や日本茶の体験を通じ、子どもたちは五感を活かして学び、自然や文化に対する感受性をはぐくみ、心と体の両方を育てる教育を実践されています。 |
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太宰府天満宮では国内外から幅広いジャンルの著名なアーティストが参加し、境内や周辺に独自の作品をおさめています。これらのアーティストとのコラボレーションにより、参拝者に新しい文化的体験を提供し続け、次世代に豊かな文化的遺産を引き継ぐ取り組みを行っています。 |
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西高辻氏は、現在の活動が100年後、さらには1000年後にどう影響するかを見据え、長期的視点で文化や伝統を次世代に引き継ぐことを重視されています。伝統を引き継ぐためにはその時々の最先端を試みないといけないという考えから、現在、御本殿の改修に伴いつくられた「仮殿」の建築デザインにおいても斬新な試みがなされており、屋根に豊かな杜(もり)をたたえて境内の自然とつながる独創的な姿からは、この場所が歴史と未来がつながる特別なものであることを感じさせられます。 |
仮殿
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